漫画「七つの大罪」の伏線まとめ

アニメも好評な「七つの大罪」を最近読み返していて伏線が結構あったのでまとめてみました。

ネタバレもあるので注意してください。

伏線の判断基準として個人的な見解も入っているので、明らかな誤りなどあれば指摘してくれるとありがたいです。

※途中までしか書いてませんが量が多くなりそうなので一旦公開します。

目次

刃折れの剣(1巻 4ページ)

第一話の扉絵を見るとメリオダスの武器が肩に背負った剣のように見せていますが、第一話中にはその剣が刃折れであることが明らかにされます。伏線というよりミスリードですが印象的だったので書いておきます。

メリオダスの罪(1巻 73ページ)

エリザベス王女から犯した罪について尋ねられたメリオダス。飄々とした冗談で交わすものの、「人には言えないような罪を犯したんですか?」という問いかけに「まあな」と真顔で答えています。

4巻 133ページドレファス聖騎士長の発言により、怒りからダナフォール王国を消滅させてしまったことだと明らかになります。

おてんばなエリザベス王女(1巻 85ページ)

エリザベス王女が木登りして、それに焦った国王も気に登り怪我をしたエピソード。1巻では言及されませんが、エリザベス王女が始めて女神族のちからを見せたエピソードとして再登場します。

ソルガレス砦で兵士してる息子(1巻 110ページ)

バーニャ村にて開かれた宴会で、ソルガレス砦で兵士として働く息子を心配する客の姿があります。同じ巻の132ページにはバーニャ村に住む父親を心配するソルガレス砦の兵士の姿が描かれており、この二人が親子であることがわかります。

アーサー国王就任(1巻 110ページ)

アーサーが王様になったことが発言されています。

「団長…すまない…」(1巻 175ページ)

ザルトラスが殺害された日。この言葉を聞いたのを最後にメリオダスの記憶が途切れています。このエピソードによって読者は団員に裏切り者がいたとミスリードがされますが、17巻の51ページでマーリンがメリオダスの暴走を危惧して"力"を奪ったのだと明らかにされます。また、17巻では明言されてませんがメリオダスの暴走のきっかけとなった『ある少女』とはエリザベスだと思われます。

ギルサンダーの挑発(2巻 11ページ)

ギルサンダーによる「今の私は<七つの大罪>の誰よりも強い」という発言。メリオダスを挑発する発言に思えますが、実は人質をとられ自身では動けないことをメリオダスに伝えるための符号であったことが11巻の75ページで明らかになります。

メリオダスの額の紋様(2巻 91ページ)

メリオダスの額に浮かび上がった黒い紋様。14巻の63ページでこれが魔神族特有の紋様であることが明かされます。

メリオダスの傷の治癒(2巻 93ページ)

メリオダスが肩に受けた傷が癒えています。同様に3巻 29ページのダナ先生の傷が癒えた場面でも描かれています。この時点では誰がこの治癒を行ったのか明らかになりませんが、13巻32ページくらいまで読むと女神族であるエリザベスが無自覚に行っていたものだとわかります。

メリオダスとエリザベスの約束(2巻 118ページ)

見開きで描かれた「たとえお前が死んでも…オレはお前との約束を果たす!!」というメリオダスの言葉。この時点では単に七つの大罪の団員を集めて聖騎士を止めることだけを言及しているように見えます。

しかし28巻の224話まで読むとメリオダスとエリザベスの3千年に渡る運命に対する言葉ともとれます。28巻の35ページでまったく同じセリフがあるのもいい伏線です。

流星を見つめる影(3巻 42ページ)

流星群が天を十字に切り裂いた夜。それを見つめるキングとマーリンの姿がページ下部に描かれています。

少女の名前の呼び間違い(3巻 115ページ)

バンがエレンという名前の少女の名前をつい「エレイン」と呼び間違えています。この時点では妖精王の妹の名前がエレインであること、エレインとバンが密な関係にあることは明らかにされていないので伏線となっています。

乙女の城での戦い最中の泥酔(3巻 137ページ)

バンの素行の悪さを示すエピソードとして語られています。8巻の97ページではもう一度このエピソードが語られ、バンがキングとディアンヌの力をスナッチして笑い転げていたということが明らかにされます。

キングが国を離れた理由(4巻 14ページ)

キングがなぜ妖精族の国を離れたのかしばらくは明らかにされません。10巻の74ページでヘルブラムを守るために国を飛び出しその間に魔神族に妖精族の国が破壊されたのだと明らかになります。

「いつか必ずお前を奪う」(4巻 15ページ)

バンがエレインに対して告げた言葉。妖精王であるハーレクインは当然怒りますが、4巻の外伝エピソードで生命の泉の番人という孤独からの開放を約束した言葉だとわかります。

祭り好きのハウザー(4巻 129ページ)

5巻で喧嘩祭りに参加するハウザー。この巻でも「祭りは嫌いじゃねえぜ」という発言をしています。

ドレファス聖騎士長の読書(4巻 132ページ)

聖騎士長が読んでいる本にメリオダスの額に浮かび上がるものと同じ紋様が描かれています。14巻の64ページでドレファスが十戒側であることが明らかになる過程で言及されます。

獄中でジバゴに勧められたエール(4巻 163ページ)

バンの育て親でもあるジバゴ。名前だけここが登場しています。

妖精の森の種(4巻 182ページ)

エレインが亡くなる間際にバンに託した種。13巻の177ページでこの種をもとに妖精の森をバンが長い時を経て復活させていたことが明らかになります。

チキン・マタンゴ(5巻 74ページ)

エリザベスとディアンヌの身体を小さくしたモンスター。後にマーリンがこのモンスターを使ってディアンヌの身体を小さくする薬を作っています。

行方不明になったギーラの父親(5巻 180ページ)

行方不明になっていたと語られるギーラの父親。8巻の59ページで聖騎士の旧世代の実験台として使われ魔神化していたことがわかります。同巻の113ページでその魔神としての首をギーラに処分させているところが後味悪いです。

七つの大罪の種族(8巻 92ページ)

メリオダス・エリザベス・ディアンヌ・バン・キング・ゴウセル・ホークが揃った場面でのゴウセルの「同じ種族が一人としていないな」という発言。この時点ではメリオダスやエリザベス、バンは同じ種族(人間)では?と思ってしまいますが、読み進めていくと

と確かに同じ種族がいないことがわかります。また、ゴウセルは3千年前の聖戦に関わったキャラクターなので、メリオダスの他で唯一、メリオダスとエリザベスの正体を知っているというのも納得です。